贈り物

 
 
イメージ 1
 
 
東毛酪農さんより、いただきました!
 
 以前からお付き合いがあり、また、このようにお気遣いに感謝です。
 
 頂いたからというわけでは無いのですが、この東毛酪農という組織は非常に熱意のあるところです。
 
 酪農というと「広い北海道で牧草を食べている(放牧している)」というイメージがありますが、
 
 実際には、北海道とそれ以外の地域では、約半々程度のシェア。
 
 群馬にあるこの東毛酪農は、富士重工から比較的近い、太田市に拠点があり、場所によっては
 
都市化が進んでいます。
 
 このような場所でも、「自給飼料」と言われる、国産牧草作りに熱心に取り組み、日本でも有数の夏の暑さを
 
誇る館林の近隣ということで、同じく暑いわけですが、夏型の牧草(例:スーダングラス、トウモロコシ、ソルゴーなど)
 
を作り、そして冬は赤城おろしと言われる、関東空っ風対策として、麦類を混ぜて播くなどの工夫をし、
 
自給率を少しでも高めようと努力しています。
 
そして、集乳(牛乳を生産農家さんより集めること)も自前。そしてプラント(牛乳工場)も自前。
 
すべて、自己管理をして、より消費者の皆様に新鮮かつ、責任をもった商品を届けるという姿勢を持った組織です。
 
実際に今は、大きなクーラーステーションと呼ばれるところに牛乳は集められ、大手の牛乳工場に搬送
 
され、製品となることが多くなっています。そちらのほうが圧倒的に効率が良いのは事実です。
 
加工方法も効率よく、超高温殺菌するのが主流のなか、低温殺菌も行っています。
 
ビン詰めラインも現役です。
 
しかし、非効率的と言われながらも、消費者の皆様を向き、商品を届ける。そしてその商品には、
 
生産者側の思いを併せて届ける。
 
何だか、今日最終回を迎えた、半沢直樹みたいな感じですが、信念を持ってやっていることは
 
カッコいいですよね。
 
さて、この中の商品で一番のお気に入りは、
 
『ドリンクヨーグルト』
 
すごく、マニアックなところなんですが、これには、ヨーグルトに、はちみつが入っているんですよね。
 
そのはちみつが、アルファルファというマメ科植物の蜜をミツバチが集めたものを使っています。
 
どこがマニアックかというと、アルファルファは別名ルーサンといい、牛の世界では、牧草の女王と
 
呼ばれています。日本名では、ムラサキウマゴヤシという名の通り、馬が肥える(太る)ほど、高栄養。
 
特にタンパク質と消化性が高い炭水化物のペクチンを多く含み、牛は好んで食べる傾向にあります。
 
牛がアルファルファを食べて(これだけではないが…)出した牛乳+アルファルファの蜜を集めたはちみつ。
 
アルファルファにこだわっている!というストーリー性がありますよね。
 
アルファルファの蜜も少ないと思われ、他のはちみつより原価は高いはず。
 
ここにもモノづくりにかける思いがこもっているのかも知れないですね。
 
 
東毛酪農HP