壊れゆく土

 
 日本は、世界でも稀な降雨地帯であり、また、地震なども多いが古くからの火山地帯。
 
それ故、火山性黒ボク土などの腐植を多く含む土が多い(リン酸吸収係数は高いが)。
 
これは古くからの自然の恵みだと思う。
 
 しかし、今の農業はどうだろう?
 
 稲作→麦
 とうもろこし→イタリアンライグラス
 キャベツ→ブロッコリー
 
 など、同じ科や属のものをつくることが多くなった。
 
 イネ科の連作など、土壌に良いわけが無い。
 
 やはり、昔の三圃式農業は正しい気がする。
 
 違う科や属のものを植える輪作や緑肥作物の作付こそが求められると思う。
 
 アメリカのように収奪農業では何も残らないのは火を見るより明らかだ。
 
 政府が自給率向上や地方再生などと言っているが、この辺りをしっかりと
 
 確立するだけで十分クリアできる課題ではないだろうか?