ブランド米について

 
 ブランド米に大きな変化が起きている。
 
 かつては、コシヒカリササニシキあきたこまち等、古参の米どころのブランド米が高値で取引されていた。
 
 さすがにコシヒカリは、BLコシヒカリとなった今も新潟産の強さは健在。
 
 しかし、最近人気が上がってきているのは、「ゆめぴりか」。北海道産のお米である。
 
 北海道のお米と言えば、「きらら397」などがはしりであったが、パサパサ感が何とも言えない感じだった記憶
 
 があり、決して評価は高くなかった…
 
 寒さに強い、品種の改良に加え、食味も大幅アップ。
 
 元々、雪解け水が豊富にあり、田んぼ1枚の広さが別次元の北海道。これは既存の産地にとって脅威に
 
 なるに違いない。
 
 北海道産米の大得意先は、これまで外食、中食産業が多かった。しかし、彼らも今の価格では、採算が
 
 取れないなどの理由から、積極的に別産地をあたっているという。
 
 それが九州。福岡の「元気つくし」や「さがびより」「ヒノヒカリ」「にこまる」などが台頭。
 
 特にヒノヒカリは、九州南部で作ることから、早期に新米が手に入るというメリットもあるようだ。
 
 バイヤーたちは、こぞって九州産のお米を求めている。それ以外にも理由はあるのだが、
 
 この傾向は続きそうな雰囲気が感じられますね。
 
 盛者必衰で無かった、農業の世界においても変化のスピードが速くなってることだけは、気を付けたいな
 
 と、思う。